ラーメン大好き太郎さん

長文になります。

10月13、14日と、福岡県久留米市での講演旅行を無事におえました。

この投稿記事のテーマは、「ラーメン大好き太郎さん」と、させてください。

太郎さんとは、藤岡太郎さん。
私がキリングセンス時代、人力舎にいた頃の、同期のお笑い仲間です。

太郎さんは、「東風」というコントコンビ、そもそもは「夢の遊眠社」出身という演劇エリートです。

相方は、ラジオDJとして有名なやまだひさしさん。
FM東京の「ラジアンリミテッド」のあの人といえば、ハッとする人もおられるかと思います。

太郎さんとは芸人として同じ事務所の仲間でありました。
それが、2000年以降、ひょんな縁から、バイト先も一緒になったのです。

私は太郎さんが大好きでした。
バイト中、いろいろイタズラをしても、それをゲラゲラ笑ってくれる太郎さんが素敵で、嬉しくて。

それが職場の縮小で、2011年5月頃、私はバイトを首になりました。
そして、翌年の3月に太郎さんは亡くなりました。

殺されたのです。

「東京・池袋の路上で16日深夜、俳優の藤岡太郎さん(47)=東京都新宿区早稲田鶴巻町=が、殴られてけがを負い、約7時間後に搬送先の病院で死亡する事件があり、警視庁池袋署は、傷害の現行犯で、杉並区上荻、アルバイト、猪口宰容疑者(48)を逮捕した。同署によると、容疑を認めている。 同署は、傷害致死容疑に切り替えて調べる。 逮捕容疑は、16日午後11時45分ごろ、豊島区南池袋の路上で、藤岡さんと口論となり、腹部を殴るなどし、けがを負わせたとしている。 同署によると、藤岡さんは俳優として活動する一方、電話代行会社でアルバイトをしており、猪口容疑者とは会社の同僚だった」

太郎さんはラーメンが大好きでした。

どこそこにあるラーメンが美味しいと、バイト中に盛り上がったことが懐かしいです。
そんなどうでもいい会話が楽しかった、、、、。

あるとき、太郎さんが博多に帰省すると言って、
その数泊のあいだに、どれだけ博多ラーメンを食べられるかに挑戦するといっていました。

だから、もし太郎さんが生きていれば、
この久留米行きは、いのいちばんに相談しているはずなんです。

太郎さんの同級生のみなさんと、年に一度集まっています。
「藤岡太郎の会」
それがFacebookのグループに登録されています。

太郎さんがいない今、太郎さんの会のみなさんに相談しました。

「旅行の隙間で、なんとか博多ラーメンを食べられるのが、福岡空港なのですが、どこか美味しいお店を知っていますか?」
と。

いくつも情報をいただいて、そこから面白い展開になりました。

そもそも旅行の目的は、久留米市で開催された「市民公開講座」への出演でした。

私は、アメリカで2000年に日本人初の肝臓腎臓同時移植を経験しています。

そして、移植した腎臓が腎不全となり、2015年には、生体腎居職も体験しました。
臓器移植経験者としては、日本国内ではかなり激レアさんをつれてきたなんです。

(でも、いまは元気です!)

この体験を話しにいくことが、多々、あります。それが、今回は久留米だったんです。

14日の午後からのイベントで、前乗りで、13日の午後に福岡空港につきました。

そこから、数時間、博多観光をしました。

テーマソングは、 長渕剛「男は女が必要さ」

私にとって 博多 といえば、大濠公園 とフォーク喫茶「 照和」なんです。

この片寄った情報の原因は長渕剛なのです。
中学生の頃、鬼のように聞いていました。

「♪夜のとばりがおりるころ、二人で歩いたね、夕暮れの大濠公園 」という歌詞があります。

博多といえば、大濠公園なんです。
もちろん、空港線でいきました。

その次にでてくる歌詞があります。
「時は11月ある晴れた日曜日、照和ってゆう、こ汚いなフォーク喫茶で、約束の時間より〜」

聖地です。

ここで小一時間、お茶しました。
そして、帰ろうとしたら、まさにこの「男は女が必要さ」が流れて、めちゃ興奮して、店員さんに必要以上に、思いの丈を話してしまいました。

そして久留米について、懇親会に出席するのです。
スケジュールとしては、翌日の夜(福岡空港)しか自由に食事が選べない。

そんなことを懇親会で話して、太郎会のグループチャットを見せたところ、そこから久留米のB級グルメで盛り上がって、
さっそく2次会で、久留米ラーメン発祥という、大龍ラーメンへ連れて行かれました。

久留米ラーメンだ!
九州うどんだ!
やきとりだ!
と、盛り上がり。

13日の夜は、2次会で、大龍ラーメンで久留米ラーメンを満喫。

翌朝11時に、移植の偉い先生が迎えにきてくれて、美味しいうどん屋へ。
そして、講演会が終わったら久留米ラーメンの「大砲ラーメン」へ。

講演会の本番中、凍り付いた出来事があります。
用意していたパワーポイントの写真に、太郎さんがいたのです。

まったくの偶然です。

そもそもが、栃木の命の授業のためにつくった資料を原本としているので、偶然なのです。

おおおおお。
太郎さんが一緒にいると思って、身震いしました。

ほんと、太郎さんが生きてたら、俺が久留米に講演にいくとかいったら、すげー盛り上がったはずだから。

太郎さんも久留米ラーメン食いにきたんだーと思って、二人分、しっかり食いました!

以上。

ね、長文だったでしょ?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です